左寄りのニュースを読むと左派に、右寄り媒体なら右派になるのはやっぱり本当

新聞にはその主張に傾向があると言われています。「朝日は左寄り」で「読売は右寄り」というのは有名です。しかし、人は自分で考えて自分で判断する生き物。朝日新聞をよく読んでいるその人が「左よりの主張をする」とは限りませんし、読売新聞を良く読んでいる人が「右寄りの主張をする」とはいえないはず。

ところが、予想通りと言えば予想通りですが、「読者は報道媒体の影響を強く受ける」という調査結果が存在します。つまり、「読んでいる新聞の影響で政治意見が変わる」というのは紛れも無い真実だということです。

こんなことは改めて言うほどのことではありませんが、ネットで自由に情報を取り入れられるようになった現代では特に気をつける必要があります。

自由に情報媒体を決められるネットでは自分の好きな情報を得られるということになり、必然的に「政治的な傾向が強まる」方向にベクトルが進んでいくことになります。

誰しも耳障りの良い情報を取り入れたくなるものですが、多くの専門家が指摘するように仕入れる情報が偏るのは危険です。どうすれば良いのかというと、新聞を取るなら出来る限り複数の新聞を取り、RSSなら政治的傾向の偏りがないように複数の媒体を選んだ方が良いということ。

RSSはともかく、新聞を複数取るというのは現実的ではありませんね。

別に偏っても良いじゃないかという話もありますが、考え方が偏ることで冷静な判断が出来なくなるというのは歴史が証明しています。むしろ、右派から見た左派の印象が左派から見た右派の印象であることを踏まえれば、偏る事で問題が解決されないことは分かるような気がします。また、中道から見れば右派も左派も似たり寄ったりで近づきがたいというのも付け加えておきたいところです。

ピッタリ中道なんていう人は却って珍しいでしょうが、「偏りすぎは避けたい」という人が多数派なのではないでしょうか?

どっちかに偏っている人を見て、「偏りたくないなあ」と思うなら情報は幅広く入手するのが良さそうです。自分の意見が偏りすぎて周囲に引かれ始めてからでは遅いですからね。

とは言え、偏りたくないなんて考えている時点である意味偏っているような気もしますし、偏りたくないがために「流されてしまう」というのも自分が無いみたいでなんか嫌です。

自分の考えは自分で決めるのがベスト。周りの情報に左右されるのではなく、様々な視点から情報を取り入れ、自分の考えを作っていきたいものです。

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