講義や会議のノートはPCやタブレットを使って効率的にまとめよう

皆さんは授業や講義のノートを何でとっているだろう? 紙媒体のノートやメモ帳にペンで書いているだろうか? それとも、ノートパソコンやタブレットを使ってデジタルデータを残しているだろうか?

どちらでも構わないのですが、ノートパソコンでノートをとるのは学習効率が悪いということが分かっています。また、相手からディスプレイが見えないケースでは、パソコンで講義や会議とは無関係な事をしている事も多く、「授業にパソコンは一切禁止」を掲げる教授もいるほどです。


ただの記録はダメ!

まず、ホワイトボードや「黒板の丸写し」や「講義や会議の内容をひたすら書き取る作業」から脱出しましょう。

高校の授業では、ノートを取るといえば「黒板の丸写し」が基本だったかもしれません。高校の先生もそれを分かっていて、テストに出す範囲や重要なポイントは積極的に書き出してくれます。

しかし、大学の講義や会社の会議ではそんなことはありません。ホワイトボードや黒板も使いますが、必要な事を全て書いてくれる講師や書記はまずいないでしょう。これは講義や会議の内容の密度・スピードに対して、書き出す速度が極めて遅く、書けるスペースも限られており、会議に至っては話題に上った時点では必要な情報かどうかの区別がつきません。

講義や会議の内容を理解し、理解した上でメモを取るという姿勢が大切です。

「いや、そもそも内容が分からないから、後で勉強するためにメモを取るんだけど・・・」という人もいるでしょう。

もちろん、それで本当に「復習」するのであれば良いのです。ポイントをメモしたつもりでも、後から見返してみると分からないなんてことは良くあります。講義内容を完璧にメモし、次の授業までにしっかりと時間をかけて学び直すというのであれば、いっそのこと講義や会議の内容を録音し、後から録音内容を聞きながらノートを作りなおしてください。完璧に近い復習が出来るはずです。

非常に重要な授業やどうしても完璧に理解した授業であれば、「完璧な記録としてノート」は有効です。

しかし、そういうノートの取り方は少数派でしょう。講義や会議では、大学受験レベルの重箱の隅をつつくような完璧な理解は必要とされません。

大学や社会人のレベルでは、「難解ではあるものの絶対に理解するべき数少ないポイント」を確実に理解しておくことが求められます。その場合、完璧な記録を使って後から理解するというのは非常に効率が悪いです。


理解することを最優先

どうしてわざわざ「記録をするな」という説明から始めたのかというと、デジタル媒体によるノートとりは手書きに比べて残せる情報量が圧倒的に多いからです。実に1.5倍のノートをとれるそうで、タイプの早い人なら「講義内容を忠実に記録できてしまう」ため、内容理解よりも記録に集中してしまうケースが増えてしまうそうです。

また、手書きの場合には「手の動きによって覚える効果」や「ノートに書き込む情報量を少なくするために講義を理解しようとする傾向」が強まるため、講義や会議の内容が長期的な記憶に残りやすくなります。

いちいちノートを見返さなくても覚えているというのは大きな強みです。時々、「頭の良い人」と「頭の悪い人」がノートの取り方で分かるなんて言われる事がありますが、それはもしかすると「記録だけに専念しているか」「理解しようとしているか」の違いにあるのかもしれません。

ノートをとるときには、書き込みは最小限に抑え、講義や会議に集中し、折を見てノートに記述を追加していくというスタイルが一番でしょう。

完璧に記録できるわけではないので多かれ少なかれ「漏れ」てしまうものの、よほどの完璧主義者でない限り、完璧なノートは不要です。重要な3割を抑え、全体の7割から8割を理解できるノートであれば十分でしょう。


アプリケーションを有効活用する

ここまではデジタル媒体以外の「ノートとり」でも有効です。ここからは、デジタル媒体ならではの「ノートとり」についてお話していきましょう。

デジタル媒体のノートでは、必ず何らかのアプリケーションに書き込む形で行われます。このアプリケーションは厳選してください。

メモ帳やワードを使ってしまう人も多いでしょうが、これらは単純に上から下へ情報を書き出していくだけなので、ノートとりには不向きです。

「箇条書き」「表作成」「手書き(マウス)による書き込み」に強いアプリケーションがおすすめです。私個人は「OneNote」を使っています。録音や画像取り込みも可能で、まさにノート作成に特化したアプリケーションです。

箇条書き

情報量の少ないノートの取り方で最も簡単なのが「箇条書き」です。箇条書きで階層構造を作り、キーワード同士の繋がりや関連性を分かりやすくすることで、素早くメモが取れます。

箇条書きを手書きで行うと後から内容を付け足したい時に困りますが、デジタルデータでは自由に階層構造を増やせます。また、箇条書きでは簡単な単語しか並べられ無さそうに思われますが、短くまとめられない場合には「長め文章にしてしまう」事で対応できるでしょう。

見た目は悪くなりますが、それは時間のあるときに調整すれば済みます。メモはまず「箇条書き」から始め、少しずつ内容に合わせて変えていくのが確実でしょう。

表作成

どんな講義や会議にも、何らかの「表」づくりは入ってくるのではないでしょうか?

この表作成が綺麗に素早く出来るのもアプリケーションの強みです。話を聞いていたら急に表の軸が増えたり、作った表には収まらない情報量になるなんてことがよくありますが、アプリケーションを使えばその心配はありません。

手書きのメモや強調

図・矢印・目印など、手書きならではの強みもあります。しかし、アプリケーションの中にはそれに対応しているものも沢山あります。「OneNote」では、ペンやマウスを使って手書きの書き込みが可能ですし、☆や☑(チェックボックス)などの目印なども多数用意してあるため、自分なりのノートを作る事ができるのです。

こうしたアプリケーションでは、手書きで出来ることは殆ど出来ます。「手書きが最強」というのなら、アプリケーションとペンを使って全て手書きをすると良いでしょう。「手書き文字の活字化」機能や「同期・共有・リンク」などの各種機能と合わせれば、今まで通りのノート作成を更に拡張させる事が出来るはずです。


ノートのとり方は進化している

既にノート系のアプリケーションを活用している方からすると退屈な内容になってしまったかもしれませんが、ツールを巧みに活用することでノート作成の効率は飛躍的に上がります。

私は字が汚かったこともあって学生時代はノートを作るのが大嫌いでしたが、こうしたツールを活用することで情報が効率的にまとめれるようになり、今ではなんでもノートをとる癖がつきました。

むしろ、ノートに情報をまとめ理解していく作業が楽しいのです。仕方なくノートをとっている時には理解できなかったことも、情報を能動的にまとめていくうちに理解できるようになります。

楽しみながらノートを取れるようになれば、講義や会議も楽しくなるかもしれませんね。

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